エグゼクティブ・コーチング
エグゼクティブのための1 対1のコーチングは、デール・カーネギー・トレーニング・ジャパンの専門分野です。受講する方々は第一線の管理者から企業の経営陣まで多岐に渡っています。私たちはソクラテス的な問答と解決案を組み合わせることで、エグゼクティブの思考を一段と刺激します。コーチから受動的に答えをもらうのではなく、自分で「答えを探しあてる」ことができるよう指導し、当事者意識、永久学習、知識の応用を植え付けることを目指しています。
8段階エグゼクティブコーチングモデル
デール・カーネギー・トレーニングには、8段階のプロセスを適用する独自のコーチング方法論があります。このプロセスは、世界各国でコーチングを受けたエグゼクティブにとって最も効果的という確信を得たものから成り立っています。
- あるべき姿(望ましい結果の青写真を描く)
- 現状(現在の状況における「現実」を定める)
- 目標(目標を定義し、設定する)
- 実行ステップ(実行ステップの計画やプログラムを設定する)
- 時間設定(スケジュールを設定する)
- リソース(人件費や材料費、時間など計画のコストを見積もる)
- 障害と予期せぬ事態(時間、コスト、リソースに余裕をもっておく)
- 追跡と評価(結果からの逸脱が起きた際には的確な行動がとられるということを保証する)
リーダーのための成功の5つのドライバー
リーダーが成功するには多くの要件があり、特にこれらの5つの重要な分野に焦点を当てています。
- セルフ・ダイレクション(自己方向付け)
- ピープル・スキル
- プロセス・スキル
- コミュニケーション
- アカウンタビリティ(責任)
ソフト・スキルは、組織の中で働くリーダーが成功する上で、重要なスキルです。この5つのドライバーを構築するために、デール・カーネギーの世界的ベスト・セラー「人を動かす」で紹介されている、人間関係の30 の原則を使います。エグゼクティブ・コーチング・プログラムの目標は、単に「ギャップ」を埋めることだけではありません。我々は包括的な方法でエグゼクティブに学びの場を提供し、スキルを磨くことを目指しています。エグゼクティブ・コーチングの中で共通の課題は、人間関係の分野であり、また、この分野は私たちの最も得意とするところでもあります。
コーチとしてのエグゼクティブ
ビジネスにおける大きなレバレッジ・ポイントの1 つは、後継者育成ができるリーダーの能力です。しかし、多くのエグゼクティブが、自身の後継者をどうコーチングしたらよいか、その最善の方法がわからないと言います。私たちは、スタッフを育てる7つのステップから成るコーチング・モデルをご紹介できます。
- 機会を特定する
- 望ましい結果を描く
- 相手の前向きな姿勢をつくる
- リソースを提供する
- 練習とスキル開発
- 前進を促す
- 報酬
エクゼクティブ・コーチング提供方法
これは非常に個人的なプロセスなので、実際にセッションを始める前に、エグゼクティブ・コーチングが本当に必要なソリューションであることを確認する必要があります。それを確認するためのフロー・プロセスがあります。
- エグゼクティブ・コーチングに関するお問い合わせを受ける。
- 現状を評価して、成果を上げることができるかどうかを判断する。
- 何らかのお役に立てると判断した場合、コーチと志望者との「相性」を見るために第1 回目のコーチングを設定する。
- 二人の相性が合えば、1 回1 時間のセッションを複数回予定する。セッションの数は状況に左右されますが、実際に進歩を期待するなら最低5 回のセッションが必要です。
- また、この段階でアセスメントが必要かどうか、あるいはデール・カーネギーのコースへの参加が有意義かどうかも調べる。
- 初期のセッション終了後、進歩があったかどうかを判定し、更にセッションが必要かどうかを判断する。
状況によっては、自己認識の強化をスピード・アップするために、デール・カーネギー・コースへの参加を提案することもあります。